8月2日(土):ひたすら移動!そして見学!!
『行った場所』
・須佐神社(すさじんじゃ)
・須賀神社(すがじんじゃ)
・八重垣神社(やえがきじんじゃ)
・神魂神社(かもすじんじゃ)
・熊野大社(くまのたいしゃ)
・佐太神社(さたじんじゃ)
・いずもまがたまの里伝承館
・松江城(まつえじょう)
・松江神社(まつえじんじゃ)
・須佐神社(二回目)
ちょっと島根に詳しい方なら「……ん?」と思われる(かもしれない)移動ルート。
自分でも途中から「なんかものすごい無駄な動きをしてないか?」とは気付いていた。しかし取り返しがつかなかったんだ!
そんな旅です。
9時半から20時までレンタカーを予約。この時期残業ですから30分くらい遅れても全然大丈夫ですよーと笑ってらっしゃったお兄さんがありがたくも痛々しい。
朝ごはん付きのホテルだったのですが、食欲がそんなになかったので昨日もらったデラウェアを食べて出発。
レンタカーの営業所が駅から離れた場所にあるので、9時15分にホテルにお迎えにきて頂き移動。
この週末ってレンタカーいっぱいですか?と聞いたところ、大体一ヶ月前には予約が埋まってしまうらしい。
片瀬が予約をしたのは1週間前くらいだったので、運が良かったんだなあびっくりした。たまたま1台だけ戻って(キャンセル?)来たらしいのです。
ここでも縁を実感。ありがとう神様
今日の相棒はMOVEくん。乗りやすかった!
最初の目的地である須佐神社をナビにセットし、レッツゴー。実家を離れてから運転も離れていたので若干不安だったのですが、何とかなるもんすね。
途中、あまりの風景に車を止めて写真。
■山と畑と一本道!■
しかし暑い。めちゃくちゃ暑い。風があるのが救い。
当たり前ですが山道多い。軽って本当に馬力ないなと実感しつつ(笑)、急な上り坂ではエアコン弱めたりして頑張りました。
音楽はBENNIE Kのベストでスタート。一人盛り上がる片瀬。
■最初の目的地、須佐神社■
御祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)、稲田比売命(いなたひめのみこと)、足摩槌命(あしなづちのみこと)、手摩槌命(てなづちのみこと)。
ご利益は家内安全やら子孫繁栄やら。
ここは凄かったです。うまく言えませんが凄い好きだと思った。
昨日の日御碕のお稲荷さんでもぞわぞわ来たのですが、怖いっていうのとは違うんだけど鳥肌が立つ感じ。終始ぞわぞわしてました。
樹齢1200年を超えると言われている大杉が有名とのことで、ぐるりとまわって見に行く。
■凄いぞ!■
■下からのアングル■
ここもなのですが、なんというか敷地全体が気持ちよい空間でした。正面から下から撮った写真がこれなのですが、なんか不思議な感覚。
何時間でもいられそうな場所でした。場所的に車がないと辛いかなーという印象。
■七不思議でも有名らしい■
■そしてひいたおみくじの結果■
色に溺れずって(爆笑)!
…うん、地道に頑張ります(笑
今日の旅の無事をお願いしつつ、次の場所へとレッツゴー。
BGMをありあけの歌にチェンジ(笑)。瑠璃稲妻聞きっぱなし(可哀想とか言うな)。そしてやっぱり歌う。
次の目的地である須賀神社。
有名な、「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる この八重垣を」の神社です。
■須賀神社■
■和歌発祥の地の看板発見。■
■由緒書き(左)と中にあった別の祭殿へ続く鳥居(右)■
御祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)、奇稲田比売命(くしなだひめのみこと)、清之湯山主三名狭漏彦八島野命(すがのゆやまぬしみなさろひこやしまのみこと)、武御名方命(たけみなかたのみこと)。
ちなみに須佐之男命も素盞嗚尊も同一人(神)物です。古事記と日本書紀で表記が違うだけらしい。
あの有名な八岐大蛇を退治した神様です。奇稲田比売命はその奥様。
同じ神様でも名前の表記に色々あっておもしろいです。旅行記はその神社ごとに書かれていた御名前を記するように気をつけたつもりではありますが、間違いがあってもご容赦を(汗)。
次に八重垣神社へ移動。縁結びで超が付くほど有名。
■縁結び!!!■
御祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)、稲田比売命(いなたひめのみこと ※奇稲田比売命と同一神です)。
御利益はとにかく縁結び(笑)。
3社目にしてようやくというかなんと言うか、観光地らしい神社。観光バスも沢山。人も沢山。でも片瀬が到着した時は人もまばらだったのでゆっくり参拝できました。
■本殿に御挨拶■
■由緒書き(左)と柄杓(右)■
手水用柄杓の柄が可愛くてきゅんとしました。思わずぱしゃり。
その後、お友達に頼まれたお守りを購入すべく、物色。貝殻を模したもの、糸そのものがお守りになっているもの、所謂お守りらしいお守りとか色々な種類がありましたが、貝殻のが可愛かったのでそちらを色/柄違いで購入。
それから鏡の池の占い紙も購入し、いざ突撃!
一旦神社の敷地を出て・・・
そしていきなり迫られる選択
どっちでも良い言われても、なんだかここですでに運を試されている心境に(チキン発動中)。
右からは帰りの人が来ていたので左を選択。
■ここが鏡の池■
稲田比売命が八岐大蛇の難から逃れた際に、日々この池に顔を映していたそうな。
姫が八岐大蛇から身を隠した場所とも言われています。
しかしながら残念なことに、池をかき回した輩がいたらしく池の水がにごってしまったとのこと。
十分に澄んでいるように見えたのですが、本当はもっと綺麗だったのかと思うと腹立たしい! 誰だその不埒者は!!
■由緒書きと神社からのお詫び文(オレンジ丸部分)■
なんかね、自分がそのタイミングで来てしまったというよりも、神仏を恐れずにそういうことをする人がいるんだなあという事実がショックです。
考えて行動しないんだなあというか、想像力の欠如というか。自分がそれをしたら誰がどう思うのかとか、全く想像出来ないからこういうことが出来ちゃろうなーと。
神社の方もご立腹らしく、「今は逃げても不心得者には今後の人生の重要な時々に神罰が何度も下るでしょうが」と書いてあったのが印象的でした。そうか、やっぱり怒るよね……。
でもって占いですが、この池に硬貨を乗せた紙を浮かべて、沈む早さでめぐり合う早さ(早いか遅いか)を、又沈んだ場所の距離で相手との距離(近い人か遠くにいる人か)を占うものです。
一人でやるのも気恥ずかしいですが、それも一人旅の醍醐味。やらずに後悔するよりはやって後悔しろが座右の銘(そんな大層な話ではない)。
■占い手順(笑)■
浮かべたぞ! 10円か100円といわれて、迷わず100円にしたのは乙女心。
濡れると浮かんでくる文字は人それぞれ。片瀬は北と東が良い方角だそうな。
↓
しばし待つ。徐々に硬貨の周りに水が溜まり始める。
↓
沈む直前! ここまでくるとあっという間に沈んでいきます。
これね、周りに人がいると集中できない(笑)!もし沈むのが遅くて「……(あーあ)」みたいな眼差しで見られたらたまらん(ばくしょう)!
案内には、「15分以内であれば近く、15分以上かかるなら縁遠い」と書かれてましたが、私が行った時には大体皆5分前後で沈んでいたような気がします。早い人は2分くらい。
気の毒だったのが、水面に紙を乗せた途端、紙が破れて硬貨だけ池に沈んでいった人がいた……が、がんばってええええ!!
ちなみに片瀬は池の淵から20cmくらいのところで、3分前後で沈みました。
頼むぞ稲田比売命様!
■池の近くにある祠。勿論お参りしました■
鏡の池付近は本当に虫が多いので虫除け必須。ちなみにお守り売り場でも貸し出ししてます。優しい…。
帰り際に国宝でもある日本最古の壁画を拝見しつつ、この辺りからお腹が減り始める。減りつつ移動。
次に「近くにあるよ」という噂の熊野大社を目指したのですが、途中「神魂神社」の看板発見。車を止めて地図を確認し、どうやらこっちを先に行った方が良さそうだったので急遽ナビの設定を変更。
本当に近かった。
■神魂神社(かもすじんじゃ)■
ここも雰囲気ありました。現存する日本最古の大社造りとして国宝だそうです。
石段が凄い。メインの参道ではない、右手にある道が個人的には雰囲気があって好き。
■こっちがメイン■
■こっちがわき道。進むと右のように緑濃くなって行きます■
最初は表の石段からお参りしようとそちらを進みました。
■祭殿に続く階段下からの写真。心底圧巻! な印象■
そしてここの石段で見たとかげ? のしっぽがすんごい綺麗な色でびっくり。思わず写真写真。
きらきらしっぽ。初めて見たのですが、普通にいるのかな。
(っていうか爬虫類嫌いな方すみません…)
御祭神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)と伊弉諾大神(いざなぎのみこと)。遙か的な何かが……っ!!!
疎い片瀬は知らなかったのですが、祭る神様が女神の場合千木(ちぎ)の先端は水平に切り、男神の場合は垂直に切るそうな。
こちらは女性の神様ということで千木は水平に(主祭神は伊弉冉尊の為)。
■本殿■
■由緒書き■
国宝だからか、他の神社よりも防火設備がそこかしこに。確かに古いだけあって、他の神社よりも「木造!」な感じ。
■ぐるりと■
■防火設備■
こんなん。
神魂と書いて「かもす」だなんて読めません。漢字が漢字なだけに、どんな由来なんだろうと調べたところ、
「神坐所(神霊の鎮り坐す所)のカンマスが訛ってカモスになった」
説が有力っぽいです。なんだか凄いぞ!
うはうは興奮しつつ、暑さが相当なことに+朝食も食べてなかったので空腹度MAX。
近所を見渡すも、何もない。おせんべいやら飴は売っているが所謂食事どころが無い。移動しつつ探そうと、次なる目的地熊野大社へ。
CDをオムニバスの恋のうたにチェンジしつつれっつごー。やはり歌う(空腹なんだからやめときゃよかったのに…)。
⇒2日目その2へ続く
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