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函館旅行記2日目(6月20日)

6月20日(土)〜21日(日):同じく函館市

【行った場所】
・市立函館博物館
・市立函館博物館郷土資料館(旧金森洋物店)
・高龍寺
・(外人墓地)
・五稜郭



二日目です。
朝7時に、お互いの体調がよければ朝市に行こうという話をしていたのですが、野原さんNGで中止。
しかしなんとかして五稜郭くらいは連れていってあげたいなあと考えた結果、午前中は寝るだけ寝て体力回復に徹し、午後一で判断しましょうと決定。
自分はなんだか動いたほうが楽そうだったので、ホテルの外へ。
しかし今日は寒い! 寒い!!
さてどうすっかなあ(この日は五稜郭以外、予定が未定)と考えたときに、折角だから拍手とかでお薦めいただいた場所に行ってみよう! と、携帯から拍手コメントを確認し、函館博物館へ。
青柳町で降りてふと気付く。ここで…いいのか?
(※市立函館博物館の本館がここで、郷土資料館という分館が末広町にもあります)
まあ悩んでても仕方ねえ! とすたすた歩き、迷いつつも「なんだ公園の中にあるのか!」とやっと気付いて(遅いよ)函館公園の中へ。
ちっこい動物園が併設されておりましたよ。

■しかさんに似たしかさんじゃない動物(名前忘れた)

檻の中を掃除してらしたおにいさんに声をかけていただき、挨拶を返しつつ博物館どこですか? と聞けば一瞬の躊躇の後に場所を教えてくださいました。
え、そんな躊躇するようなものなのかい(笑)?

■博物館です

ほんとにはるか昔から今に至るまでの資料がずらーっと並んでいるのですが、アイヌ関係の資料が多く面白かったです。新選組関係ですと、五稜郭の設計図面やら奉行所の間取り資料やらがそれなりのサイズで展示されてて、ちょ、これ欲しい! とじたじたしておりました。
ささやかながら資料が買える、との情報もあったのですが見つからず、ん、これは違うほうに来ちゃったかなとそわそわしつつも次の移動場所を検討開始。
高龍寺には行きたいと思うものの、お昼まではまだまだ時間がある。
立待岬に行って最寄の温泉に入ってから移動か、もう一つの博物館に向かうかで暫し悩み、天気も悪いから岬に行っても何も見えないだろうし、寒くて風邪ぶりかえしても阿呆やなあということで、おとなしく市電にのって街中へ移動。
又も十字街で乗り換えだったのですが、なんか電車来ない+面倒になった(笑)ので、いいや歩いちゃえと。
市電の線路沿いに歩いていれば迷わないので、ひたすらすたすたすたすた歩きました。歩くのだいすっき!
途中で朝ごはん食べられたらいいなあと思ったのですが、どこもやってなくて食べそびれたまま、気付けば函館博物館郷土資料館到着。
ここでも片瀬一人です。ちょうのんびりと見学。
ここで見つけた資料がすごい良くて、購入決定。さっきの博物館で見た五稜郭の図面とか、奉行所の間取りとか写真とか全部載ってるんすよ!

■これです。この内容で1000円はちょうお買い得だと思います。

写真撮り忘れてたので、今携帯で慌てて取った笑

■郷土資料館概観。


又もてくてく歩き、どつく駅前到着。
そうです。高龍寺は昨日行った称名寺のごっつ近くでした(……)。昨日のうちら、何をしていたのか(がくり)。
高龍寺は会津藩士の供養塔のあるお寺さんです。箱館戦争時、野戦病院の役目を果たしていたこのお寺に沢山の旧幕府軍の病人やけが人がいたのですが、新政府軍により惨殺されるという事件が起こったそうです。

■高龍寺


■傷心惨目の碑と供養塔
  

傷心惨目とは「心を傷(いた)ましめ目を惨(いた)ましむ」という意味だそうです。
手をあわせたところで言葉も気持ちも追いつかず、ただただ安らかにと願いつつも言葉ばかりが上滑りしている気がして何とも情けなく。そう思うのもどうなんだとぐるぐるする一人上手っぷり。
しょんぼりしつつ、空腹だから余計に気持ちもへこむのよと本格的にご飯を食べられるところを探す。昨日の菊泉さんでもいいかな、と思ったのですが、ガイドブックを見たところ外人墓地の奥の方に、海沿いに立てられたカフェがあるとのことでそちらへレッツゴー。
途中、外人墓地を臨みつつ、中国人墓地や露西亜人墓地もあってちょっとびっくり。
こんな異国の地で眠ってて寂しくないのかな、帰りたくないのかな、私だったらやっぱり日本で眠りたいよなあとせん無いことを考えながらてくてく歩く。

■突然現れる看板。しかし周りにはお墓しかない笑

え、ちょ、どこ!? とうろたえつつ近くを見れば、お墓の奥へと続く道発見。
もしやここを下れと…?

■下ったらあったよ!

このロケーションはなんというか、いいのか笑!? と思いつつも、人のよさそうなご主人と奥様に迎えられ、窓際の席へ。
ロシアなメニューが多かったので、ピロシキが入っていたセットを頼みました。

■ピロシキとグラタンとソーセージとクッキーとシュークリームのようなシューアイスのようなもの(…)

これにドリンクがついて1000円ちょっと。
ピロシキもグラタンも、オーダーを受けてから焼いてくださるというもので熱々を頂きました。

ところでですね、皆さんピロシキってどんなものだと思います?
片瀬の知識では、カレーパンに近かったのですよ。カレー味じゃないカレーパンというか、揚げたパンの中にこう、色々な具材の餡が入っているイメージ。中華まんの具みたいな。
少なくとも片瀬が食べてきたピロシキはそうだったんですけど。
上の写真の通り、見た目はカルツォーネです。

■中を割ってみた

下半分ジャガイモ。上はひき肉(と、たまねぎ?)。混ぜれば立派なコロッケです(…)。
ピロシキ…ピロシキ……?
うん、でもおいちかった。グラタンもソーセージもんまかった。

時間がゆったりと流れるお店で、一人でものんびりと過ごせます。
お店の方も優しい方で、鼻声の片瀬を終始気遣ってくださいました。ううう優しさがしみるぜ…。
このあたりでお昼をまわったので、お店を出てどつく駅に向かいつつ野原さんへ電話。行ける、とのことだったので「じゃあ五稜郭タワーで待ち合わせ!」と電話を切るも、結局市電でタイミングよく合流できました。

■とてもお世話になった市電。

ある意味旅の第一目的でもある五稜郭ですが、残念ながら奉行所再建中の為中央部分は立ち入り禁止。しかも完成が来年の今頃ということで「……ック!(血涙)」な感じでした。
タワーに昇るエレベーター内が、暗くなると光るアレなヤツで思わずぱしゃり。

■土方さんです。

今気付いたけど偶然にも紫っすね。

■タワーのチケット

■上にいらっしゃった土方さん。

土方像はすごい人気で、この一瞬を捉えるのがとても大変でした(苦笑)。
どこの観光地でも一緒なんですけどね…でも撮れてよかった!

内部は箱館戦争の歴史を年表やスケールで説明してあったのですが、このジオラマが又あまりに精密でびっくり!
衣装の細部は勿論、表情も豊かだし氷についた傷や馬の蹄についている泥まで再現されていて感動。

■こんな感じ。

五稜郭に行かれた際にはぜひ見てみてください。

■タワーから撮った五稜郭

その後、奉行所近くの大砲を見に移動。星型という変形なつくりだけあって、歩いていても方向感覚が微妙です。周囲を堀が囲んでいるため、渡る場所を覚えておかないとぐるりと遠回りする羽目に。

■堀に咲いていた蓮(この1つだけでした)


来年の6月には、奉行所が再建されるということで、そうしたら又人が沢山くるんだろうな、とか。(※公開は8月からだそうです)
桜の季節はすんごい綺麗なんだろうな、とか。

■作業中の内部写真から完成予定図まで。






■おまけの案内板

のたのた歩きつつ、見たいところは押さえたので又ホテルへ。
野原さん休憩のためご就寝。片瀬は邪魔にならぬよう外に出てお買い物タイム。
晩御飯を外に食べにいけるかどうかの見極め時間19時に部屋に戻り、大分復活してたっぽいのでお外へ。
北海道といえば海鮮とラーメンとジンギスカンな訳(超主観)で、三つ目食べてないよとお出かけ。
アキさんに教えて頂いたお店に移動し、食べ放題で頼んだものの、この、この私が、肉も米もお代わりできなかったという屈辱……っ!
おいしかったんです。もりもり食べました。主に野菜を
いえ、普通の女子だったら食べたねって量だったと思います。だが! だがしかし! 肉族米科の片瀬が肉も米もお代わりできないなど、あってなるものか(涙)!!元気だったらこんなこと無かったのにいいいい!!!
まあ立派に一人前以上を食べておきながら、「食欲おちてるなあ」と呟く女子もどうかと思いますけど。悔しい…(ぎりっ)。
(牛角さんのご飯なら、大盛りどころか特盛りいけます。超盛りも頑張ればいける。片瀬は米を食うために肉を食うというくらい、肉時のご飯リミッターは解除されますぜ)
悔しいのでぜってーリベンジしてやる(何しに函館に行ったのかと)。

■夢中になりすぎて、何も残ってません(終了後の写真)


■めえめえてい、と読むそうです(可愛い!)


■夜景。綺麗だったーv


ホテルに戻った後は、二人でお風呂に入り、ベッドに潜ると同時に何故か沖田談義に。
それは全て野原さんのせいだと思います(真顔)。
(薄桜鬼の)沖田は近藤さんの刀で、それ以上でもそれ以下でもなかったけれど、近藤さんがああなってしまった時に、刀以上であろうとしなかった自分を少しでも責めなかったのかな、とか。
その役目は土方さんだって思いつつ分かりつつ、何も出来なかった己への憤りも含めて土方さんに(無意識に)ぶつけてたり、土方さんもそれを分かりつつ総司に殴られたりしたんだったら、もうどんだけ切ないんだろうねとかいう妄想に励んでました。
だからとにかく土方ルートは卑怯だって!! でFA。
もうほんと、たまんないっす。ううう。
そんな話をしつつ、夜は更けていきました。
函館まで来て、何やってるんだうちら(仕様です)。
(で、そんな妄想が片瀬のは「晩夏、落陽」になったというわけでした)



6月21日(日)
朝起きたらお互いの体調もそこそこだったので、昨日食べ逃した海鮮を求めて函館朝市へ。
しかし正直味覚がおかしくなってて、ちっとも味がわからんかったです(涙目)。くやしい! くやしい!!
ちょっとしょんぼりしつつも空港へのリムジンバスに乗り込み、一路空港へ。
このときバスの中で函館にちなんだビデオが上映されていたのですが、3つのテーマ(学生さんの絵画展・函館の景色・土方歳三)のうち丁度土方さんのビデオのターンで、運よく最初から最後まで見ることが出来ました。
最後の最後まで恵まれておったです。ありがとうございました。

■なんとか食べられた海鮮丼!!

帰りの飛行機は、東京の悪天候のために出発が遅れたり飛行機が揺れたりしましたが、無事に帰宅。
体調には恵まれませんでしたが、行きたいところには行けたし食べたいものも食べられ、会いたい人にも会えたのでよかったと思います。
何より旅費がとても安かった笑! 往復の飛行機代+2泊の宿代で3万ちょっとです。大阪行くより安いよ笑
お世話になったホテルが本当に良かったです。駅から近くてお風呂も貸切で入れて一泊3千円しないです。まじで。

以下、総括。
・北海道は夏でも寒いんだぜ
・ツアーやパックよりも、特割や早割を活用+自力でホテル予約の方がお薦めです。ご飯だってその方が自由きくし。
・バス+市電二日間フリーパス(1700円)お薦め。あっちこっち移動して散策するのに便利です。
・坂道多いので、歩きやすい靴でどうぞ。

そんな感じの二泊三日でした。今度は健康体で行きたいです!(切実)


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