8月1日(金):移動と日御碕神社
快晴です。羽田に出発1時間前に到着し、早々にチェックイン。
のんびりと今後のスケジュールの確認をしながら出発を待つ。飛行機は満席。ちなみに羽田⇒出雲は5便/日です。
一人旅で何が寂しいって、待ち時間だよね神子…と若干しょんぼりしつつ(早っ)、飛行機へ乗り込む。
国内線って液体持込OKなのですべて手荷物で搭乗。国際線だとこうはいかないので非常に助かる!
東京から出雲へは約1時間半の旅です。あっと言う間。
そして出雲空港でびびったのは空港ちっちゃ!! 海に着陸するのかと思うくらいぎりぎりに滑り込む様にびびる。
そしてすぐ脇に普通に民家があってびびる。え、ちょ、住んでる人大丈夫かっ(笑)!
空港から出雲市内行きのバスは、飛行機到着の10分後に出るとのことでダッシュで外へ。
無事に乗り込み、いよいよ旅の始まりです。
出雲空港⇒出雲市駅前までは空港バスで700円の30分弱。
飛行機が着いたのが14時半頃で、出雲市駅前発の日御碕行きバスが16時半発。
これを逃すと、日御碕に着いて10分後に終バスが出てしまうというご無体な! な事件が発生してしまうので、必死。
お世話になったホテルは、出雲市駅北口前にある、ツインリーブスホテルさん。
超近い!きれい!!
ダッシュでチェックインして大きな荷物を置いて、手持ちバックと日傘だけ持って駅前にダッシュ。
発車10分前に滑り込み。順調順調。
出雲市駅周辺は、観光地なだけあって案内が分かりやすいです。バス停の表示も見やすいし親切だと思う。
■出雲駅からバスロータリー■
出雲市駅から今日の目的地である日御碕までは、バスで約50分。途中出雲大社があり、大抵は出雲大社⇒日御碕のルートを取るらしいのですが、「初日は時間が無いし、出雲大社への御挨拶は最終日!」と決めてあったのでスルー。心の中でだけ御挨拶。
■バスから取った出雲大社の鳥居■
(動くバスからよく撮れたと我ながら思う)
バスの乗客8割はここで降りてました。さよなら旅の人。僕は日御碕を目指すよ!
バスは峠道を行きます。海沿いです。
海なし県に育った片瀬はこれだけでテンションあがります。綺麗!綺麗!!
いつも思うのですが、水平線ってどうして目線より高く見えるんだろう。
■海!■
えんやこらと日御碕に到着。念のため終バスの発車時間確認。やっぱり1時間後の18時39分(笑)。
■見て! この本数の少なさ!!■
降りてすぐの日御碕神社。出雲大社が有名ですが、実はこちらの神様の方が格上だったりします(出雲大社の祖神様)。
■バス停から右にちょっと行った先にすぐある鳥居。朱色が綺麗)■
すみません、逆光のため全く色わかんねえよ!という突っ込みは甘んじて受けます…。
祭神は神の宮が素盞嗚尊(スサノオノミコト)。日沈宮が天照大神(アマテラスオオミカミ)。
日沈宮の対のような存在が伊勢神宮みたいです(こちらは日本の昼を守る神様)。
素盞鳴尊の奇魂(くしみたま)と、天照大御神の和魂(にぎみたま)の御霊威を頂いている神社で、厄除けの御利益が主で他に縁結びなど。
■正面から■
■本殿■
■右を向くとこんな庭園が■
本殿向かって右手奥に、階段発見。昇る。
■お稲荷さんがいらっしゃった■
怖くはないのですが、鳥肌がぶわーって来てびっくり。右側のおきつねさんの頭が割れていたのが可哀想。
時間がないので、日御碕灯台の方へ歩き出す。暑い。ひたすら暑い。
日傘がなかったら干からびて死んでました。そして山道。
そこから見える海は綺麗です。しかし暑い(笑)。
■海が綺麗!綺麗綺麗!!■
途中、カキ氷ののぼりを発見し、英気を養うべく突入。たまたま一緒にお店に入った若い御夫婦としばし歓談。
「一人旅ですか?」
「はい」
「凄いですね!親御さん心配でしょうに」
「いえいえ心配される歳でもないんでー(自虐的な笑み)」
和やかな会話を繰り広げつつ、ひたすらカキ氷を待つ。おら、おらに食物を与えてくれ……。
カキ氷ゲット。あずきミルクを頼んだはずが…
(あずきがない。ただのミルクのようだ)
「おばちゃーん、あずきがないよー」
「掘ればあるから!」
掘ってみる。
(出てきた!)
この時に食べたかき氷は、この世で一番美味であったと信じて疑わない。HP急上昇。
ご一緒した方は今年の6月に茨城の出雲大社(常陸分社)で結婚式をあげられたそうで、そのご縁で今回いらしたとか。
出雲大社は呼ばれないと来られないと教えてもらい、単純な片瀬は「ほへー」と感動。
とても仲の良い御夫婦で見ててほんわか。
茨城の出雲大社と奈良の春日大社と島根の出雲大社を線で結ぶと一直線になるらしく、あとは春日大社にもいかなきゃねと話してらっしゃいました。
いつまでもお幸せに!!
カキ氷で復活した後は、灯台の方へえんやこら。お店のおばちゃんに御馳走様ーと挨拶したら、「くずだけど持っていきな!」とデラウェアを貰う。い、良い人……(感涙)!!
(おばちゃんがくれたデラウェア。出雲はデラウェアが名物らしいとあとで知りました)
おばちゃんから貰ったデラウェア入りビニール袋を片手に歩き出す。残り時間が30分くらいしか無いよ神子。カキ氷タイムで時間とっちゃったよ!
灯台は16時半で閉まってしまうのを知っていたので、手前で立ち止まり景色を満喫。
■見よ!!■
空が綺麗。海が綺麗。緑が綺麗。
ひぐらしの声がすごい。有名なウミネコの鳴き声は正直わからんかった(笑)。
崖のぎりぎりまで足を運ぶと、足元の土壌がおもろい感じでした。恐竜の鱗みたい。
↓これ↓
(鱗っぽくないっすかね)
時間がヤバイので帰路に着く。着きつつやっぱり景色に感動。
(本当に綺麗なんだよー)
途中、チャリに乗った現地のおっちゃんが、かごにいるわんこと共に海を眺めていたのが印象的だった。
終バス発車15分前にバス停到着。しまった、もうちょっとゆっくり出来たと後悔していると、日御碕行きの終バスが到着。
降り立った人たちが「え、(帰りの)終バスまで10分くらいしかないじゃん!」とか言っているのを横目に、心の中でちゃんと調べてからお出でなさいよと突っ込んだのはここだけの話。
行きのバスで一緒だった(そして出雲大社で降りていった)人がちらほら見えたので、知らずに王道ルートで来ちゃったんだろうなあ。
■今回のルート全体像■
時間の都合上、日御碕で見ることが出来なかった夕日はバスの中から。
■夕日にむかっての写真(左)と、夕日の反対側の写真(右。この、この下の方のピンク加減がたまらなく綺麗!)■
後ろの席に陣取っていた女の子3人組の会話がおもしろくておもしろくて、噴出しそうになるのを堪えるのが大変でした。
仲良いなあ。
ちょっとうとうとしながらの帰路。最後の赤々とした夕日が印象的でした。
出雲市駅前到着が19時半前。
駅前の案内所で明日の移動ルートを相談に乗って頂き、計画を修正した後にさて、ごはんをどうしようとうろうろ開始。
折角だから出雲らしいものを!と意気込んだものの、お蕎麦好きじゃないしなー……(終わった)。
結局20時過ぎまでうろうろして、近くの小料理屋さんっぽいところで天ぷら定食を注文。
(飲めない…けど頼んじゃった!)
ビールはね、最初の1口がおいしいんだよね……。
旅先でカウンターで一人でビールってすんごい大人じゃない!? と自分的に興奮しつつ、大人と言うより親父という心の声は軽やかにスルー。
天ぷらんまかった! ボリュームすごかった! でも全部食った(笑)!
満足してホテルへ戻り、うっかりそのまま30分ほど寝落ち。その後酔いが醒めるのを待ってからお風呂。
明日は一日ぐるーんと回るので、早めにお休みなさーいとベッドにもぐりこんだものの寝付けず、2時間くらいうだうだしてました。
そんな初日。
⇒2日目へ続く
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