** Happy C×2 **
京都旅行記初日(3月27日)
3月27日(金):そうだ京都行こう

【行った場所】
・伏見稲荷
・三条大橋
・醍醐寺
・京都御苑(御所)as蛤御門
・高台寺(月真院)
・幕末維新ミュージアム(霊山歴史観)
・護国神社
・圓徳院


どうせだったらゆっくりしたい。混みこみの京都なんていやだ! ということで、有休使って早朝からの移動です。
新幹線でえんやこら京都まで移動。ホテルに荷物を預けて自由行動予定だったのですが、切符が京都市内有効だった+荷物が軽かったということでそのまま伏見に移動です。
一人旅のはずが、初日の伏見稲荷+醍醐寺が被ったので如月さんと移動。
伏見稲荷は駅のまん前にどーんとありました。

■ほんとに駅前です。
  
如月さんも片瀬もお稲荷さんがなんとなく苦手(怖いというかなんかそわそわする)なのですが、ここのお稲荷さんは全く怖くなかったです。
如月さんに言われたことがまんま自分もだったので驚いた。島根も成田もその他のお稲荷さんもほんとぞわぞわするのですが、ここは全く!
なんだろなあと思いつつもありがたくゆっくり見られました。

■りりしいお稲荷様

鳥居の始まり。そして写真を頼まれて撮る如月カメラマン。
  
左右どちらでも出口は同じです。如月さんが向かって左、私は向かって右にすすみました。

中から撮るとこんな感じです。ひたすらに赤、朱、あか。

千本鳥居と言っても本当に千本あるのかどうかは不明です。伏見稲荷は最初から最後まで鳥居がずううううっと続いてます。
本殿は入り口入ってすぐのところにあるのですが、神社の敷地としてはずっと上の方までで、そこまで鳥居がもさもさあるので行ってみたい! と頑張る。

■頑張ってます■
  
途中お散歩なのか何なのか、わんこ連れの方とすれ違う。必死で追う。
そして中腹で感動の再会!!わんわん!

この辺りで現在地を確認すると、まだまだ中腹。しかも行って戻るとここまでで30分との事。
ここに来るまで30分かかっているので+1時間はこのあとの予定に響きすぎる…! ということで撤退を決意。
片「こういうのってなんていうんだっけ。『何とかな撤退』って言うよね」
如「なんだっけ…『名誉の負傷』とかそれ系だよね」

結論としては「勇気ある撤退」だと思うのですが、思いつかずに延々と悶々してました。というか勇気ある撤退というのかという突っ込みは聞かない!!
伏見稲荷は山道えんやこらコースでした。じっくり見たい方は2時間の担保をお勧めします。
お稲荷さんというだけあって、お守りやらがお狐様。かーわいいんだv
片瀬は交通のお守りを、如月さんは肌守りを買って伏見稲荷を後に。
最後に、境内にあった「おもかる石」なるものに二人してチャレンジ。

■おもかる石です。

願い事を念じながら石を持ち上げるのですが、そのときに想像していた重さよりも軽ければ望みは叶い、重ければ叶わないというものらしいのですが、理論的に「死ぬほど重いと想像していれば失敗はない」という鉄の法則が成り立つと思うのですが、それでも想像より遙かに重かったです。
……うん。失敗したよね☆ がっかりだ(号泣)!!!

その後再び東西線に乗って醍醐寺を目指したのですが、丁度三条で乗り換え+片瀬は三条大橋が見たいということでここで別れることに。
とは言ってもちょっと写真とって追いかけるだけだからすぐ追いつくのですが(笑

■三条大橋です。

無論制札事件云々の絡みで来たかったのですが、思わぬ拾い物をしました。拡大↓

これ…かなあ?


以前京都に来た時は、無論それほど幕末に興味があるわけでもなく、普通にざっくりとした歴史を感じてしみじみしたのですが、今回は明確な対象があるだけにしみじみ具合がなんか半端なかったです。
本当にあの時代を生きていた人がいたんだなーとか、そういうのがこうやって残ってるんだなーとか。

■三条大橋からの風景。

しみじみしつつも時間は流れていくので、如月さんの後を追いかけるように醍醐寺へ移動。
醍醐寺駅から醍醐寺まではちと歩くのですが、地図を見ても特段途中に何があるわけでもないので時間短縮も兼ねてバスで行くことに。
並んでいたら見知らぬ女性に「醍醐寺に行かれますか?」と声をかけられたのでそうですよとお返事したら、「良かったらこれ使ってください。1日使えるんで」とバスの往復切符を頂きました。
い、いいひと……っ!!!
有り難く頂戴し、バスでえんやこらと醍醐寺へ。

これが醍醐寺です!!
……という写真を載せようと思ったのですが、なかった(爆笑)。え、私何してたんだっ!?
フォルダを見たらもさもさ桜の写真しかなかったよ神子笑!
醍醐寺はあれです、某元国鉄なCM「そうだ、京都行こう」で桜がぶわーっと咲いているお寺です。
まだ半分くらいの咲きっぷり(割合が)だったのですが、これ全部咲いたら笑うしかないんじゃないの? ってくらいの桜っぷりでした。
カメラを向けても、なんでここを撮る必要があるの? ってくらいそちこちに桜が咲いていて、軽く混乱します。

■そんな訳で桜です。

ひたすらに桜です。
  
■桜と木蓮の競演。卑怯すぎる。


もうですね、秀吉さん頭おかしいんじゃないの!?(失礼)ってくらいの植えっぷりというか、育てっぷりというか。
とにかく凄いです。満開じゃなくてこれってどういうこと? と、思わず「HAHAHA」と外国人のような笑いがこみ上げてきます。
呆然としていたあたりで如月さんからのメール受信。どうやら同じエリアにいるらしいということでそれとなく周囲に気を配りながら歩いていたら発見しました笑
んで合流し、結構良い時間だったので醍醐寺駅付近で一緒に御飯をもぐもぐ。
その後隋心苑に行く如月さんとお別れし、片瀬は京都御所へレッツゴー。

■御苑…広すぎる(あたりまえだ)


ひたすらに続く壁。うにょーん


この壁が! 延々と続く感じがタマラナイ!!!!!
1人ちょう興奮してました。元々独り言の多い人間ですが(…さみしいとか、言うなよ……)、テンションあがりまくって可哀想なことになってました。すっげえかっこいい!!

広さに感動しながらも目的である蛤御門へ。

■蛤御門です。

こっちは裏から撮ったもの。


■禁門の変についたと思われる(らしい)銃創(白いところがそうです)。右が拡大したもの。
  

■案内板。

しみじみしちゃいますよね。うん。しみじみした。
普通にこの京都の街中で鉄砲やら大砲やら刀やらで戦いがあったんだな、しかもたった百数十年前だもんなあと思うと、時間て凄い。
だって百年なんてあっという間じゃないですか。人の一生分くらいで。
明治維新から1.5人分の人生をカウントする間にこんなに変わってしまったんだって思うと、人間って凄い。短い時間の間に凝縮された、色んな事件やらを思うと凄い。
なんてことを1人考えつつ御苑をお散歩していました。桜も梅も綺麗でしたよ。

■自分的お気に入り一枚。


京都御所をあとにして、近くにある山田松香木店さんを覗きに。
香木がなんたるかもまともに理解していなかったのですが、お店の方がとても親切に教えてくださったり、試し焚きを色々して下さって嬉しかったです。
結論としては、香木はちと苦手かなあということでアロマ系のものに手を伸ばし。
天然の香料しか使ってませんよ、という説明を頂き、「じゃあ桜のものには桜が使われているのですか?」と聞いたら必ずしもそうではないらしいです。
桜の香りを出す為に、他の花を色々と組み合わせて香り付けをしてらっしゃるとの事。ふへーと感心しつつ、自分の分とお友達へのお土産を購入。
平日だったせいか、途中から私1人でゆっくり拝見できました。又行きたいお店です。

この時点で14時過ぎくらいかな。あ、15時過ぎてた気がする。んで高台寺の拝観が終わっちゃったらやばいと思って慌ててました笑
目的は無論月真院です。御陵衛士の屯所です。
バスがタイミング良く来たので飛び乗り、東山へ移動。んで月真院てどこだとうろうろしたら目の前にありました。

■月真院です。残念ながら立ち入り禁止。


■案内板はほとんど読めません(コントラスト等調整してもこの程度…)

中を覗くとこんな感じです。

数年前までは宿泊も出来たらしいのですが、今では立ち入ることすら出来ず。
この時傍を通ったおっちゃん3人組の会話が面白くて面白かったです笑
「御陵衛士ってなんや?」
「御陵衛士は御陵衛士や」
「だからそれが何やって」
「あれや、新選組の片割れちゃうんか」

合ってるけど微妙に違う…!笑
立ち止まっていた片瀬が気になったのか、「写真撮ったろか?」と声かけて頂いたりしました。いい人!
その後そのお三方は目の前の辻利に入っていかれました。いいな仲良しさん。

片瀬はそのまま高台寺をうろっとし、如月さんとの待ち合わせ時間(圓徳院前に17時半。夜間の特別拝観を見て一緒に晩御飯予定)までまだ時間があるなということで近くをうろうろしていたら「幕末維新ミュージアム」の看板発見。
うおなんぞ?? と思いつつ覗いてみれば、通常16時に締まるところが今日は17時半までやってるぜ! 受付17時までだぜ! とのことだったので(時計をみれば16時40分)、ご縁かのうとえんやこらお邪魔することに。
この……坂道がひどかった。ほんとに酷い。バイクですら途中で止まったらリスタート大変なんじゃないの? ってくらいには急でした。

■幕末維新ミュージアム(霊山歴史観)です

中は撮影禁止なので写真はありませんが、内容的には会津で得た情報以上の新しいものはないかなーという感じです。
が、近藤勇氏が身につけていた鎖帷子やら池田屋の再現スケールとかは面白かったです。特に池田屋のフィギュア(って言うのかな)はガン見した。すげえ作り!

■頂いたパンフレット類。

出た後は近くに竜馬さんのお墓があるとのことで護国神社へ。
お金を払ってお参りさせて頂く形です。300円だったかな?

■案内板とお墓です。
  
竜馬さんのみならず、幕末から明治維新近辺の方々のお墓が所狭しとありまして、言葉にならない感じでした。
池田屋事変の案内板まで。

丁度少し疲れたし、休憩しようと自販でコーヒーを買ってベンチに座る。

■京都が一望できます。

平日のせい+時間帯もあるのか人がほんとにいなくて、思う存分ゆったりできました。
お墓から街が一望できるんだなーと、国の為に考えて且つ動いた人たちのお墓を背中に眺める景色は、やっぱり言葉にならない感じで。
自分は何してるのかなあとも思ったり。目に見える行動や歴史に残る行動をした人たちが全てだとか立派だとか言うつもりはないのですが、それでもささやかな何かでも胸を張れるものがあって生きてるかなあとか自問自答しつつコーヒーを飲んでました。
綺麗なところばかり歴史には残ることが多いけれども、志の為とは言えやっぱり怖かったんじゃないのかなとかも思ったり。その答えを得ることは出来ないんですけれど。

そうこうしているうちに中々の時間になってきたので下山(まさに下山)。
時間調整で二年坂をうろうろし、可愛い和物のお店でがま口を買ったりうちわやさんで試食したお菓子が美味し過ぎて全力で買ったり実家に送ったりしました。「白川まぶし」が絶品! チョコレートコーティングはちと甘すぎたので和三盆まぶしの方を。
旅行用のバック、ホテルに預けなくて正解でした(笑)。お土産もさもさ増えたもの。

予定通り17時半に如月さんと圓徳院で合流し、特別拝観へ。
残念ながら桜は見られずでしたが、お庭綺麗でした。
そして微妙な角度で縁側写真を沢山とらせていただきました笑

■圓徳院入り口。ぼけててすみません…

見学中の如月さん。

このほかにも沢山写真撮ったのですが、悲しいことにすんごいボケていてお見せできるようなものがなく…。
どんだけ下手なんだって話ですねがっかり。
靴を脱いであがるので足が冷え冷えだったのですが、なんだかとても綺麗な寺院でしたよ。お手洗いもすんごく綺麗!
ただやっぱり時期的に早く、綺麗な桜を見ることは叶いませんでした。
色々と堪能させて頂き、お腹も空いたので移動。今日の御飯はちょっと奮発してゆず懐石です。お店の雰囲気が素敵でしたv

■「一心居」さんのお料理堪能。コースのうちのこのたけのこがごっつ美味しかったです
  
右の写真がメインの柚雑炊なのですが、柚をまるごと一個土鍋にいれ、ぶしゅーってつぶして柚の果汁やら香りやらを行き渡らせて頂きます。
ちょっと片瀬には柚が強すぎるかな、と感じたのですが、他にも鯛のしゃぶしゃぶとかを戴いたり総じて美味しかったですv

散々お料理を堪能して、さてホテルに戻るかのうとなったところでバスではなく電車を選択。
互いの一日を報告しあっていたら、すぺしゃるな快速だった京阪電車が僕達を目的地よりもはるか先にまで運んでくれました(…)。
慌てて降りて、帰りの電車を待って、やっとこ乗って、乗り換えようとしたら如月さんのカードを改札が通してくれず乗り換え先の電車が行ってしまう事件発生。
結局お店を出てから1時間半後にホテルにたどり着けました。どんな罠。

ホテルは「新・都ホテル」さん。
パックで選んだホテルさんですが、部屋も綺麗だしお風呂も使いやすいし大満足です。
この日は早々にねんこ。おやすみなさいぐうぐう。


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